大図書館の羊飼い

 久々にエロゲの感想でも。というわけで大図書館の羊飼いをクリアしました。過去のオーガストはFAとユースティアをやったことがありますが。ユースティアとは傾向が全然違うゲームなのでFAと比較しますけど、FAは全体的に日常描写が眠かった記憶がありますが、今回はそんなこともなく、キャラの掛け合いが楽しかったです。シナリオゲーじゃないのでそこがキチンと作られていれば不満はありません。攻略可能ヒロインがサブも含めて全員可愛かったのは凄いと思います。大抵一人や二人は引っ掛からないヒロインもいるものなのですが。玉藻については若干ウザい面もありましたがまあ。つぐみ辺りは2chでの評判がボロクソなのですけど、個人的にはかなり好きですね。あの集団はつぐみが方向性を決めて、周りが形にするということで機能してるんで、つぐみは理想言いっぱなしで全然構わないと思います。それを好きになるか嫌いになるかは考えの違いがあるでしょうが。ちなみに現実に自分の周りにいたら僕もウザがると思います。これゲームだし。
 サブは置いといて、メインの5人のうち凪以外の4人は、主人公が羊飼いと深く関わるルートとそうでないルートの2種類持っています。通常ルートではヒロイン個別の問題を主人公が解決してみたいなエロゲスタンダードな展開、羊飼いのルートでは主人公の問題をヒロインが解決する(というとこれは大袈裟ですが)展開です。羊飼いルートは全員展開は同じで終盤誰が主人公を止めに来るかという点だけが違います。既読スキップ大活躍展開ですね。4つもあってもしょうがないので、つぐみだけに絞っちゃってもう少し掘り下げて描いてもよかったのではないかと思いましたが、メーカー的には凪以外でヒロイン優遇をしたくなかったのかな。羊飼いルートではヒロイン個別の問題が解決されてないから物語として収まりが悪いみたいな意見も見ますが、特に千莉ルートでわかりますが描かれていないだけど問題は解決してますし、そういうのは通常ルートで詳しく描かれているので別にいらないんじゃないかと思いました。
 凪ルートはヒロイン個別の問題と羊飼いの存在が密接してます。実質凪がセンターヒロインみたいな扱いですね。主人公の過去あたりの話をこっちに絡めてもまあよかったのではないかと思いましたが、キャラ設定の問題で凪が主人公の心を積極的に溶かしに来る流れは考えづらいので、他キャラの羊飼いルートの流れをそのまま持ってくることはできないですね。
 ま、そんな感じで。いつまでも記憶に残るようなゲームでもなく来月辺りには結構忘れちゃいそうですが、萌えゲーキャラゲーってそんなもんでいいと思います。楽しかった。
 今プレミアムBOX特典のアレンジCD聴いてますけど、これかなり出来がいいなあ。